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カメラといえばデジカメ、という時代が訪れて もうずいぶん経ったような気がします。 写真には詳しくもなくさしたる興味もなく 旅行等でカメラが必要な場合には、 あの紙でできたボディの24枚撮り使い捨てカメラを愛用していた私も 数年前からとうとうデジカメを使い始めました。 使い始めた当初はデジカメの性能にいたく感激したものです。 明るさとか手ブレとか色々と勝手に補正してくれるし、 何より現像した時の画質が 使い捨てカメラの写真とは比べ物になりませんでした。 使い捨てカメラを朝起きた直後の寝ぼけまなこと例えるなら デジカメはアフターファイブの飲み会かという クッキリはっきり元気な写しっぷり。 技術の進歩って素晴らしいなあと思ったものです。 でも、次第に携帯電話にカメラ機能がついていることが一般的になり それにつれて「写真を撮る」という行為が 以前に比べてきわめて日常にありふれたものになると、 何だか複雑な思いがしてきました。 盗撮だの無許可の撮影だのといった問題点にも思うところがありますが デジタルなカメラって、撮った画像の仕上がりをその場で確認できるじゃないですか。 あれのせいで写真の仕上がりに対する踏ん切りというか、 諦めが悪くなったなあと思うのです。 仕上がりが気に入らないと何回も撮り直してしまう。 私の場合撮影技術そのものが足りていないので 撮り直しても結果は大して変わらないのです。 でも、なまじ現像前に確認できてしまうから、意地になる。 使い捨てカメラは単純でよかったなあなんて 時々思ってしまうのでした。

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